日本刀の美しさにうっとり!岡山観光で訪れるべき林原美術館

日本刀の美しさにうっとり!岡山観光で訪れるべき林原美術館
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岡山城内堀のすぐそばに日本・東洋の古美術品をコレクションしている「林原美術館」があります。なかでも「日本刀」は、現代では美術品としてコアなファンが増え続け、海外からも注目されています。今回は企画展「戦記×刀―駆け抜けた サムライたちの 夢の跡―」(開催中〜2023年6月18日まで)を訪れてきました。

掲載日:2023年04月30日 最終更新日:2023/04/28

ライター:観光ライター 松本

岡山城二の丸屋敷の跡地

ここの敷地はもともと岡山城二の丸屋敷の対面所(一般的に室町時代以降の武家屋敷に設置された施設で、主従関係にある者との対面儀礼に使われていたもの。)だったそう。入り口の長屋門は、岡山藩の支藩生坂池田丹波守の向屋敷のもので、明治末に移築されたもの。門をくぐると丁寧に手入れされた立派な庭が広がっています。

入り口には設立者である林原一郎氏の銅像があります。林原氏は学生時代から刀剣の鑑賞や研究に没頭し、名刀を多く入手しました。また、日本を含む東洋の古美術品にも力を注ぎましたが、昭和36年に逝去。その後遺族や当時の県知事三木行治氏などがこの「林原美術館」を設立しました。

松尾芭蕉の俳句をイメージしたポスター

こちらは開催中の企画展「戦記×刀」の素敵なポスター。「駆け抜けた サムライたちの 夢の跡」というキャッチコピーは松尾芭蕉の「夏草や 兵どもが 夢の跡」という俳句をモチーフにしたもの。芭蕉が表現した「今は夏草が生い茂るばかりだが、かつては夢を持った武士たちが戦った跡地である」という世界観が見事に再現され、とても目をひきます。流れる雲は時代の流転をイメージして作られたそう。美術館に入る前からワクワクが止まりません。

鑑賞ポイントは刀の形

刀は時代によって形が違います。刀好きな人なら、形を観ただけでどの時代のものか分かるそうです。日本刀の姿を作る「鋒/切先」(きっさき)・「反り」(そり)・「造込み」(つくりこみ)・「長さ」・「身幅」(みはば)を良く観ることによって作刀された時代背景が読み取れるそうです。

平和と戦乱を交互に経験しながら、刀の形がその都度変化していく様子が伺えます。刀初心者の私でも、この刀は「優しい」、「怖い」と感じるだけで、平和の時代か戦乱の時代のものかがなんとなくわかります。さらにキャプションで理解を深め答え合わせしていくのも鑑賞の楽しみ方のひとつです。

刀と共に歴史を語りつぐ展示品

こちらは見事な「一ノ谷・屋島合戦図屏風」。サムライたちの生き様は、戦で活躍した状況を知らせる手紙だけでなく、絵巻や屏風によって語り継がれています。この屏風は平安時代末期の「源平合戦」の中でもドラマチックに描かれているもので、細部まで丁寧に描かれています。

こちらは、初公開の「安宅関図小柄(あたかのせきずこづか)」。小柄とは、日本刀に付属する小刀の柄のことです。源義経とその主従について書かれた軍記物語『義経記』の一場面で、弁慶が機転を利かせて義経を棒で打ち叩いたことで渡し場を無事通過したエピソードを意匠化したものだそうです。

カフェでひといきしながら鑑賞の復習!?

鑑賞後はこちらのロビーで広いお庭を見ながらまったりとした時間を過ごせます。コーヒーをいただきながら優雅に過ごすのもいいですね。

こちらはロビー内に設置してある高精細画像を見るタブレット。「平家物語絵巻」などの画像をタッチパネルで拡大することで肉眼では見ることができない彩色や筆遣いなどを体感できます。これは鑑賞後の復習にとてもありがたい!

充実のグッズコーナー

最後は、「鑑賞の記念」として、グッズ選びを楽しんでみては?人気なものは「花丸」「輪蝶紋」のクリアファイル(縦・横 13.5センチ×21.5センチ)。レトロな模様がとっても可愛いです。

林原美術館では、常設展はなく、企画展、特別展のみとなっています。1年に4〜5本の展示が開催されているので、ぜひ公式ホームページをチェックして行ってみてくださいね。

岡山市公式観光情報 OKAYAMA KANKO.net